陽謀日記

陽謀を明かします

ハライター原の動画更新<なぜCOVID-19のレッテル張り? 一言も言っていないのに>

「国民の半分六千万人に降圧剤を飲ませようとする企みは陰謀論か!?」~名著いろいろ紹介・医者が言わないことを言える本物の医者を探した結果……

近藤誠さん亡き今、和田秀樹さん、森田洋之さんを見つけることができました。

 

国守衆兵庫チャンネルで動画を更新しました。ぜひご覧ください。

国守衆兵庫チャンネル - YouTube

 

真意は、医者が「口が裂けても言わない」こと、国民が「絶対知っておきたい」ことです

今夏急逝された近藤誠先生の遺作「医者が『言わない』こと」(2022年毎日新聞出版)には、老化を病気扱いする日本の医療への痛烈な批判、つまり普通の医者は言わないことを言ってくれています。

 

生活習慣病」は医者たちが言わない事実が多々あり、中でも高血圧には、人びとに知られていない最高度の機密があります。

その筆頭は、健診で高血圧が判明したような、元気で健康だった人たちは、血圧を下げると早死にしやすい。

(略)

高血圧の場合は日本高血圧学会が基準値を定めた。上が140、下が90。それより高い人は降圧剤で下げろと。この基準値が決まる前、クスリで血圧を下げたら健康になるとか、寿命が延びるというようなデータは存在しなかった。それで基準値を決めた後に降圧剤の効果を調べる比較試験を始めた。上の血圧が160以上の高齢者を二つのグループに分けて、つまりどちらも降圧剤を飲みます。

上の血圧が160未満、140以上になるようにゆるめの降圧グループ

上の血圧が140未満になるようにきつめの降圧グループ

 

その結果は、ゆるめに比べてきつめ降圧は脳梗塞が20%増し

総死亡数はきつめ降圧で29%増し

※こんな素人が見てもわかる悪い結果が出たのに、改めない。孔子の「過って改めざる。これを過ちという」そのままです。

しかし、実際は改めないどころか、それよりひどくて、上の基準値は現在140未満が「130未満」として、もっと大きな過ちを犯すに至っています。

先ほどのどちらも飲むグループの比較ではなく、飲むグループと放置グループの比較試験も同学会が行いました。

上の血圧が160~180、下が90~100という高齢者を降圧剤飲むグループ(目標は150、90未満)、もう一方は偽薬を飲む放置グループです。

 

2年間続けた結果、

降圧グループは脳梗塞の発症数が放置グループより6割増し

降圧グループでは、がんの発症数が4.5倍

※こどもが見てもわかる危険性のアップです。

 

2019年日本高血圧学会は降圧治療の目標値を「140/90」を「130/80」に切り下げました。

 

この切り下げによって、降圧剤の対象人口は6000万人にもなるそうです。国民の半分を高血圧患者とする企みに、陰謀以上のふさわしいことばがあるでしょうか。

※製薬メーカーの顔色しかうかがっていないのが生活習慣病治療の本質ではないでしょうか。1988年から2008年までの20年間で降圧剤の売り上げは6倍と言います。

この本を読んだあとに、プレジデントの今年10月14日号で養老孟司×和田秀樹対談「日本人が陥る『健康不安』の正体」を読みました。新聞広告で和田秀樹医師が「上200の血圧を5年間放置したが問題なかった」という小見出しを見つけたからです。

 

私ハライター原自身めったにいかない病院に行くことがあって、当然のように血圧測定を受けたところ(定期検診も受けていないので長らく測定していませんでした)、上は160を少し超えていたわけです。日本高血圧学会の基準で言えば、降圧剤の対象ですが、医者が言わないことを言ってくれる医者の言葉を知っていたから、当然飲まない選択肢しかなかったのです。

同書では、

「戦後は血圧140~150でも血管が破れたが、たんぱく質摂取量が増え血管が丈夫になって破れなくなった」

「年をとれば血管の柔軟さが失われ、心臓はポンプの出力を上げる。だから血圧が上がるのは当たり前」

私の年齢で上160ちょっとは正常な血圧というグラフも示してくれています。

図書館でバックナンバーを読まれることをお薦めします。

 

和田医師が対談で紹介したデータは、ほかにも極めて興味深いものがありました。これは夕張メロンで有名な夕張の医療の奇跡と言うべきもので、当の担当医師が書いている本を数珠繋ぎに読みました。「日本の医療の不都合な真実」(森田洋之著、幻冬舎新書との出会いです。次回2回に分けてお送りしたいと思っています。

独自に劣化する日本のガラパゴス医療が数々のデータから示されている国民必読書

日本の医療の不都合な真実とは何か、なぜ日本医師連盟自民党の関連政治団体に最も多額の寄付をしているのか、だいたいの謎が解けたと思っています。

 

デジタルじゃSDGsじゃ等々、世界標準が大好き、世界標準に追い付けと公言しながら、日本の医療の実態は、世界の大きな流れとは全く異質の劣化を遂げたガラパゴス医療制度であることが、数々のデータから明らかにされています。