陽謀日記

陽謀を明かします

お札の印刷費は1枚約16円~日銀大阪支店見学後記1

社会で流通し傷んだお札を裁断して廃棄するのも日銀のお仕事

来年上期には1万円札は渋沢栄一などお札のデザインが刷新されることから、日本銀行券になにかと興味が尽きないハライター原です。

 

日銀の新総裁人事も最初の方は新聞辞令のせいで潰れたのでしょうか?

 

日銀見学後に抱いたお金への疑問を調べています。

 

日本銀行法46条によると、日銀券は国立印刷局が製造し、日本銀行が発行します。

 

日銀と国立印刷局の間で日銀券の印刷契約が交わされています。

 

財務省のホームページには「日銀券製造枚数」がお札の種別に記録があります。

 

そこでちょっとひらめいて、お札はいったい1枚いくらなのかを計算してみようと思いました。

 

枚数がわかりましたから、あと必要なのは製造費ですが、今度は日本銀行ホームページに「銀行券製造費」が存在しました。

 

令和3年度の日銀券の製造枚数は30億枚です。ちなみに、この年は千円札が多かったのですが、令和4年度は1万円札が最多でした。二千円札は刷っていません。

財務省の毎年の計画のもと製造枚数は決まっています。

昔はしわくちゃのお札や夕飯の材料の書き込みもあったものですが、最近のお札はきれいなものが多いですね。もちろん、東日本大震災のような災害時に破損したお札なども新しいものに取り換えられます。

使用頻度の高い千円札なら寿命は1~2年とか。

そんなに傷むか?とも思いますが…。

傷んで銀行に戻って来たお札は日銀に持ち込まれ、刷られたばかりの真新しいお札に次々取り換えられるということです。

 

横道にそれましたが、日銀券の製造費は令和3年度が約493億円です。

 

つまり、1枚あたり約16円。

 

こう言っては何ですが……両面カラー印刷、しかもホログラムや透かしの最新印刷技術まで使用して、これは安い!

 

お札の関係先に尽きない疑問をいろいろと質問をしているところです。

進展がありましたら、また、見学後記でご報告します。