陽謀日記

陽謀を明かします

自衛隊を国連待機軍として国連に提供せよ~ハライター原の名著紹介・小沢一郎著「日本改造計画」 後半

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国連中心主義というより世界連邦政府中心主義?

 

小沢一郎著 1993年第1刷、2006年23刷 講談社発行

BLUEPRINT FOR A NEW JAPAN―The Rethinking of a Nation

英語版 | 小沢 一郎 , Eric Gower他 | 1994/9/1

 

小沢一郎著「日本改造計画」前半では、小選挙区制導入によって、少数党による日本占領が可能となり、地方分権の拡大によって、地方からの日本浸食もまた可能になっていることをお話しました。

後半は国連と核兵器についての怖い話です。

 

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ガリ事務総長は、将来の国連の役割を、紛争発生後の平和維持活動だけでなく、紛争防止のための予防や積極的な平和創出などにまで広げるよう提唱。

 

現在の憲法でも、自衛隊を国連待機軍として国連に提供し、海外の現地で活動させることができると考えている。その活動はすべて国連の方針に基づき、国連の指揮で行われるのであり、国連の発動ではないからだ。

国連憲章敵国条項をお忘れか?

 

国連を改革し、国連にアメリカが積極的にかかわるよう働きかけることに成功すれば、日本は、新しい世界秩序の基礎を築くことになる。

新しい秩序つくりと同時に、具体的な平和政策も実行しなければならない。唯一の被爆国日本が核軍縮の大幅促進を主張すべきだ。核兵器対策には二つの段階があり第一段階は核兵器の削減。第二の段階は、一見夢のような話だが、核兵器国連の管理の下に置くことだ。

国連がどこかの場所に集めて保管するのではなく、各国の核装備部隊を国連が一元的に指揮、管理、運営する。

 

※「ロックフェラー帝国の陰謀」で紹介した、ロックフェラー傘下の世界連邦協会初代会長コード・メイヤー・ジュニアは著書「平和かアナーキーか」で「統一世界連邦政府にひとたび加盟したらいかなる国でも脱退したり反抗したりできない。連邦政府は自ら管理する原子爆弾で逆らう国を地球の表面から吹き飛ばす」を思い出す。メイヤーは会長を後身に譲るとCIAの重要な地位に就いた。軍隊の放棄と国家の廃止。2017年現在の世界連邦協会日本国会委員会の名簿には岸田総理も名を連ねることを重ねてお伝えしたい。

 

「終身雇用、年功序列、企業内技術訓練といった日本型企業経営は、協調的労使関係、長期的技術習得、安定雇用などの点で高度経済成長を支えるものであった。しかし経済超大国となった今、時短、転職が増え、社会奉仕に活発になり、女性の社会進出が進み、男性労働者は高齢化、外国人の日本進出も活発に。この変化を梃子にして現在の歪んだ企業社会を果敢に改革することが必要だ。

 

個人の所得税と住民税は半分に。法人税も世界最低水準にする一方、社宅や交際費といった各種サービスは認めない。可処分所得が増えるのでサービスは自由に選択すればよい。

これらの財源は今世紀中に直間比率を是正する。消費税率の引き上げは最も合理的だ。現在三%の消費税率を欧州諸国と米国の中間の一〇%とするのである。

 

本当に意味で日本社会に自由を確立するために教育改革を断行しなければならない。第一に初等中等教育改革(IEA調査では世界上位だが、詰込みだと批判)。基礎学力と応用学力を分ける。基礎(読・書・算)は中央政府が管轄し、応用は地方自治体に設ける特別の教育のための委員会が管轄する

社会や理科で何を教えるかは各地域に任せた方がよい。こうすれば、各地域の独自の文化に根ざした教育がなされ、多様な日本人が生まれるはずである。

 

前半で抱いた思い「日本改造ではなく解体」は後半でさらに高まりました。このような人物が自民党の幹事長に若くして収まれた理由もわかりました。自民党内部から日本解体を図る人物として抜擢されたということでしょうね。公明や維新にもそんな種が仕込まれたように見えるところに闇の深さを感じます。

 

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以上「迷著」、とんでも本の紹介でした。