陽謀日記

陽謀を明かします

前略 岸田文雄殿 世界連邦政府を推進されていますが、日本は消滅しませんか?

ハライター原の名著名作紹介番外編「世界連邦と日本国会」

参考図書:小沢一郎著「日本改造計画」、ゲイリー・アレン著「ロックフェラー帝国の陰謀」、渡部悌治著「ユダヤは日本に何をしたか」

英語版のみロックフェラー四世が序文

国連本部の大家さんは誰ですか?

もっと世に知られるべき図書



参考:国会会議録検索システム

参議院本会議平成28年5月25日 国連加盟60周年に「世界連邦実現への道の探求に努める」決議案が全会一致で通る。決意表明は岸田文雄

衆議院本会議平成17年8月2日 終戦被ばく60周年にアジア諸国への反省をしたうえで「世界連邦実現への道の探究をする」決議案が通る。決意表明は小泉純一郎

 

今回は、国会の衆参本会議で決議されたことなのに国民はその意味の重大性をほとんど知らないことをお伝えします。最近のものから順に紹介します。

 

まずは参議院本会議平成28年5月25日です。

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松山政司君(※自民党参議院議員まつやま・まさじ) ただいま議題となりました我が国の国連加盟六十周年にあたり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議案につきまして、発議者を代表し、案文を朗読いたします。

    我が国の国連加盟六十周年にあたり更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議案

  本年は日本が国連に加盟して六十周年にあたる。

  国際平和の達成は日本と世界の悲願であるにもかかわらず、パリ同時多発テロをはじめ、世界各地で紛争・テロが続いている。さらには、大量破壊兵器やミサイル技術の開発・拡散、難民・貧困問題、地球温暖化に伴う災害の増加、感染症をはじめとする疾病の拡大など、国家の枠組みを超え、世界全体で対処すべき課題が山積している。

  このような国際社会の現実の中で、本院は、国際連合が創設以来多年にわたり、国際平和の維持と創造のために発揮した叡智と努力に深く敬意を表する。我々は、今後もわが国が率先垂範して人類の平和と助け合いのために努力することを誓う。

  政府は、日本国憲法の掲げる恒久平和の理念のもと、国際機構の改革強化を目指しつつ、国際法の発展、核兵器廃絶など軍縮外交の推進、また人間の安全保障の実現を含む世界連邦実現への道の探求に努め、平和な未来を確実にするための最大限の努力をすべきである。

  右決議する。

 以上であります。

 何とぞ皆様方の御賛同を賜りますようお願い申し上げます。(拍手)

○議長(山崎正昭君) 投票の結果を報告いたします。

  投票総数         二百二十九  

  賛成           二百二十九  

  反対               〇  

 よって、本決議案は全会一致をもって可決されました。(拍手)

    ─────────────

   〔投票者氏名は本号末尾に掲載〕

国務大臣岸田文雄君) ただいま採択されました御決議の趣旨を受け止め、政府といたしましても、引き続き、安保理を始めとする国連改革の推進に努めつつ国連との連携を一層強化し、国際社会が直面する様々な課題の解決に積極的に貢献してまいります。(拍手)

 

※岸田現総理は2017年1月20日現在の世界連邦日本国会委員会名簿に例えば参議院議員兵庫選挙区の末松信介さんらとともに載っています。

 

核兵器廃絶は耳障りがいいですが、ここで思い出すのが、小沢一郎著「日本改造計画」(1993年講談社)です。英語版にはロックフェラー四世が序文を寄せたという本です。ここで「新しい秩序つくりと同時に、具体的な平和政策も実行しなければならない。唯一の被爆国日本が核軍縮の大幅促進を主張すべきだ。核兵器対策には二つの段階があり第一段階は核兵器の削減。第二の段階は、一見夢のような話だが、核兵器を国連の管理の下に置くことだ。国連がどこかの場所に集めて保管するのではなく、各国の核装備部隊を国連が一元的に指揮、管理、運営する」と書いています。まさに世界を一極化する世界連邦政府構想です。

 

また、「ロックフェラー帝国の陰謀」(ゲイリー・アレン著、1984年自由国民社刊)には「世界連邦協会初代会長コード・メイヤー・ジュニアは著書『平和かアナーキーか』で『統一世界連邦政府にひとたび加盟したらいかなる国でも脱退したり反抗したりできない。連邦政府は自ら管理する原子爆弾で逆らう国を地球の表面から吹き飛ばす』」

これは核のない平和な世界と呼べるのでしょうか? 

世界連邦政府を仕切るのは多額の出資をする多国籍企業ではありませんか? 

CEOあるいは筆頭株主が核のボタンを握るのですか?

 

次に衆議院本会議平成17年8月2日です。

 

○本日の会議に付した案件

 国連創設及びわが国の終戦被爆六十周年に当たり、更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議案川崎二郎君外二十名提出)

 出入国管理及び難民認定法第二条第五号ロの旅券を所持する外国人の上陸申請の特例に関する法律案(法務委員長提出)

梶山弘志君 議案上程に関する緊急動議を提出いたします。

 川崎二郎君外二十名提出、国連創設及びわが国の終戦被爆六十周年に当たり、更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議案は、提出者の要求のとおり、委員会の審査を省略してこれを上程し、その審議を進められることを望みます。

鈴木恒夫君 私は、自由民主党民主党・無所属クラブ、公明党の提出者を代表いたしまして、ただいま議題となりました決議案につきまして、提案の趣旨を御説明申し上げます。

 今日の地球上のありさまを見ますと、今こそ我が国は、世界平和、人類の発展に牽引役を果たさねばならないことを痛感いたします。こうした思いを最大公約数にして、本決議案はまとまりました。

 案文の朗読により趣旨の説明にかえさせていただきます。

    国連創設及びわが国の終戦被爆六十周年に当たり、更なる国際平和の構築への貢献を誓約する決議案

  国際平和の実現は世界人類の悲願であるにもかかわらず、地球上に戦争等による惨禍が絶えない。

  戦争やテロリズム、飢餓や疾病、地球環境の破壊等による人命の喪失が続き、核兵器等の大量破壊兵器の拡散も懸念される。

  このような国際社会の現実の中で、本院は国際連合が創設以来六十年にわたり、国際平和の維持と創造のために発揮した叡智と努力に深く敬意を表する。

  われわれは、ここに十年前の「歴史を教訓に平和への決意を新たにする決議」を想起し、わが国の過去の一時期の行為がアジアをはじめとする他国民に与えた多大な苦難を深く反省し、あらためてすべての犠牲者に追悼の誠を捧げるものである。

  政府は、日本国憲法の掲げる恒久平和の理念のもと、唯一の被爆国として、世界のすべての人々と手を携え、核兵器等の廃絶、あらゆる戦争の回避、世界連邦実現への道の探究など、持続可能な人類共生の未来を切り開くための最大限の努力をすべきである。

  右決議する。

以上であります。

 何とぞ議員各位の御賛同をお願い申し上げます。終わります。(拍手)

内閣総理大臣小泉純一郎君) ただいまの御決議に対して所信を申し述べます。

 政府といたしましても、種々の機会において、いかなる問題も武力によらず平和的に解決するとの我が国の戦後一貫した立場を表明してまいりました。

 ただいま採択された御決議の趣旨を深く受けとめまして、唯一の被爆国として、平和主義と国際協調の精神に基づき、国連を強化するための改革実現に一層努力しながら、今後も世界の平和と繁栄に貢献していく決意です。(拍手)

 

こちらで世界連邦と日本の関わりがわかります。

衆議院 憲法調査会安全保障及び国際協力等に関する調査小委員会 平成15年4月3日

中野(寛)小委員<ブログ主註:吉本興業文化人タレントとして所属 その中での紹介文は 25 歳で豊中市市議に初当選。当時の史上最年少議員として話題になる。以後、地方議員、国会議員(衆議院議員11 期)として42 年間政治に携わり、政治生活のテーマとした二大政党制の実現に大きな役割を果たした。 世界連邦日本国会委員会会長(14代)>

今中山会長が言われましたことは、意外に知られていない事実を的確に御指摘いただいたと思います。

 いわゆる朝鮮半島の停戦協定の中で結ばれた国連軍というのは、形式上は存在をしている。ただ、それがいわゆる実効力を必ずしも伴っていない。しかし、何かあるときには、それぞれ派遣している国が会議を開いて、いろいろなアドバイスをしたりしているというその実態をもう少し国民が知ってもいいのではないかという気がいたしておりまして、さすが、会長に的確な御指摘をいただいたという感想を持ちました。

 せっかくの機会ですから、ちょっとそのまま引き続いて発言をさせていただきます。

 先ほど今川委員が最後に個人的な見解としておっしゃられたことですが、確かに突然聞きますと夢物語を言っているように思われるかもしれませんが、先般、中山正暉先生と私とで世界連邦の話をいたしました。大戦直後に湯川秀樹博士だとかいわゆる当時の物理学者が、地球を壊さないためにということで運動を始められた世界連邦運動というのがあって、国会でも当時、尾崎行雄それから初代の衆議院議長の松岡さんとかいろいろな方々が運動を起こされ、今でもその国会委員会というのはあるんです。そこではちょうど今川さんおっしゃられたことを、国連を発展させて、そして国連軍で国際警察の役割を果たし、それぞれの国々は軍隊を放棄してという、しかしそこへ持っていくためには現実論を解決しながら積み重ねていかないといけません。

 

※ここで思い出すのが、「ユダヤは日本に何をしたか」(渡部悌治著、成甲書房)。以下は動画では触れず、ブログのみで引用します。

 

「戦時中、理研仁科芳雄博士は原子爆弾を実験段階ではすでに完成していた。(中略)。仁科博士の意見で発表は厳禁されていた。ところがそれを、当時理研にいた研究補助員の湯川秀樹が米国に売り渡したのである。米国は終戦後、湯川の功績の論功行賞としてノーベル賞を授与させている」

これが、戦後の日本人を勇気づけた人物……